長崎県のカジノを含むIR予定地を県議会の特別委員会が視察

カジノやMICE施設の建設場所などを見る

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長崎県がカジノを含む統合型リゾート施設(IR)の予定地としている佐世保市の『ハウステンボス』を、県議会に所属する特別委員会の議員が視察しました。現在、長崎県はIR事業の設置運営事業者として「カジノオーストリアインターナショナルジャパン」(CAIJ)を指名して、地元との調整をしています。

今回、視察でハウステンボスの中にあるIRの建設予定地を視察したのは「観光・IR・新幹線対策特別委員会」の石本政弘委員長を中心とする、特別委員会の10人の議員です。「カジノオーストリアインターナショナルジャパン」の担当者から、カジノやMICE施設を実際に建てる場所について、さらに長崎空港からのアクセスについてなどの説明を受けました。

今回の視察に関して石本委員長は、地元の長崎国際テレビの取材に対して「1日でも早く目に見える形にして、九州全体に経済効果が及ぶような施設にしてもらいたい」と話しました。

「カジノオーストリアインターナショナルジャパン」は、長崎県とのカジノを含む統合型リゾート施設(IR)の計画について、世界で初となる「本格的な医療モール」を併設させると公表しています。医療と観光を融合させる「メディカルモール」となり、さまざまな文化施設なども誘致することで女性が訪れやすいIR施設を目指すとしています。

2021年10月5日には、佐世保市で、官民の関係団体などが参加する会議が開かれました。この会議では、「カジノオーストリアインターナショナルジャパン」の関係者も参加して、ハウステンボス周辺の自治協議会の代表や警察などと協議や説明を行いました。

今後、長崎県は2021年11月26日に開く予定となっている11月議会で、カジノを含む統合型リゾート施設(IR)の整備計画の素案を示す方針だとしています。

地元の住民との調整や協議が、他の予定地よりもスムーズに行われている印象の長崎県。今後も動向に注目をしていきます。