古くからカジノの歴史をもつイタリアですが、カジノが営業しているのは都市部ではヴェネツィアとミラノだけで、その他はリゾート地に分散しています。スイスやフランスに近い北部に集まっているようです。
イタリアの田舎には魅力的なカジノが多数
イタリア北部のカジノでよく知られているのが、「カジノ・デ・ラ・ヴェレ」です。トリノから北に90キロほど、フランスとスイスの国境近くにある温泉地サン・ヴァンサンの5つ星ホテル「グランドホテルビリア」の敷地内にあるカジノです。イタリア国内はもちろん、ヨーロッパで最大級の規模といわれています。
24時間営業で、ゲーム内容はテキサスホールデムなど各種ポーカーやブラックジャック、ルーレットなど8種類以上70台のゲームテーブルと、300台以上のスロットマシンが設置されています。
スパ施設やレストランなども備えたカジノで、山間部にあるためすばらしい景色に囲まれたリゾート地として人気のある施設です。
ほかには、フランス・ニースの東に約60キロ、海岸から数キロ離れた社交クラブにあるのが「カジノインペリア」。インペリアオネリア駅から徒歩5分程度で、営業時間は10時から23時、スロットマシンのみのカジノです。
また、ミラノの北西に約30キロ、ヴァレーザ中心部から少し離れたところに「オルジャーテオローナカジノ」があります。営業時間は10時から24時で、こちらもスロットマシンのみです。
ミラノの北に40キロほどにある、美しい風景で有名なコモ湖沿岸のリゾートには、「マリアーノ・コメンセカジノ」が営業しています。ミラノの市街地からでもクルマで1時間弱、営業時間は10時から翌3時まで。スロットマシンのみの内容です。
ミラノの東にあるブレーシャには、中心部からクルマで30分ほど行くと「パラッツォーロ・スッローリオカジノ」があります。営業時間は10時から24時で、やはりスロットマシンのみで営業しています。
さらに、ミラノ市街地からクルマで30分ほど、F1サーキットで有名なモンツァにあるのが「ボヴィージオ・マシャーゴカジノ」。営業時間は10時から翌3時までで、スロットマシンのみのカジノです。
イタリア各地のカジノで遊ぶルールは?
いずれも入場は無料。年齢制限は18歳以上で、パスポートチェックがあるので忘れずに。ドレスコードはかなり緩やかでジーンズやシャツでも大丈夫ですが、ノースリーブや短いボトムは避けたほうが無難です。スマートカジュアルなら問題ないでしょう。
ちなみに、スイス領にはイタリアの飛び地であるカンピョーネ・ディターリアがあります。こちらもかつて1933年に開設の「カジノカンピオーネ・ディターリア」がありましたが、2018年7月に廃業して施設も閉鎖されています。
イタリア 北部について
イタリア北部は多様な景観と文化が特徴で、ミラノ、ヴェネチア、トリノが存在し、それぞれが独自の魅力を持っています。
また、アルプスの山々を擁し、冬のスキーリゾートも充実。夏にはトレッキングや登山が楽しめ、四季を通じて自然の美しさを満喫できるエリアです。
美食もこの地域の魅力の一つで、ピエモンテ州のトリュフやエミリア=ロマーニャ州のパルミジャーノ・レッジャーノ、プロシュットなど、イタリア北部は美食家にとっても楽園です。