「ユニバーサルエンターテインメント」が決算発表、「オカダ・マニラ」の事業も回復傾向

フィリピン政府の規制緩和で客も戻りつつある

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カジノを含む統合型リゾート「オカダ・マニラ」を運営する「ユニバーサルエンターテインメント」が22年12月期第1四半期の決算を発表しました。詳細をお伝えします。

グループ会社がカジノを含む統合型リゾートの「オカダ・マニラ」を運営している「ユニバーサルエンターテインメント」が22年12月期第1四半期の決算を発表しました。

前年同期の赤字から大幅に回復

連結経常損益は109億円の黒字となり、前年同期の19.6億円の赤字から大幅に回復することになりました。さらに、1―3月期の売上営業損益率は前年同期で-27.5%から8.4%と大幅に回復しています。

【参考】2022年12月期 第1四半期報告書

主軸となる「遊技機事業」に関しては、売上高が前年同四半期比201.6%増の162億38百万円、営業利益は52億87百万円となりました。

パチスロ機の販売については、「パチスロデビルメイクライ 5」など計3万5647台を販売し、さらにパチンコ機は2092台を売り上げました。

さらに、統合型リゾート(IR)事業については、フィリピン政府が2022年3月1日より新型コロナウイルスに関する規制を緩和したことで、カジノ、ホテル、飲食などの施設で収容能力の100%を上限とする運営が認められたと説明。

その上で、来場者も売上も増加したとしています。 売上高は112億86万円となり、前年同四半期比では26.2%の増加。さらに営業損失は4億98百万円となりました。今後は、外国人客が増えることも予想されさらに売上が伸びる勢いとなっています。

フィリピン国内向けのオンラインゲーミングの稼働を本格化

さらに、「オカダ・マニラ」と連動した事業として、2022年4月よりフィリピン国内向けのオンラインゲーミングの稼働を本格的に展開していることも発表されました。これは、オンラインプレイライブディーラーテーブル(バカラ×14、ルーレット×2)、150台のオンラインプレイ専用マシンなどを、フィリピン国内の客に向けて提供するものです。順次拡大していくとのことで今後の展開に期待が持てます。

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徐々に回復傾向にあるカジノを含む統合型リゾートの「オカダ・マニラ」。今後の決算にも注目していきます。