韓国の済州島にあるカジノを含むIR「済州ドリームタワー」を運営するロッテツアーは、2022年2月9日に、第4四半期で144億ウォン(約14億円)のギャンブル収益があったことを報告しました。
また、通年でも同施設におけるゲーム収益が309億ウォン、カジノの純売上高が211億ウォンとなったことが明らかとなりました。
ロッテツアーの発表によると、リベートと手数料を差し引いた後の売上高である純売上高は、2021年の第3四半期には81億ウォンであったものの、第4四半期には98億ウォンとなり、新型コロナウイルスが蔓延している中でも伸びていることがわかります。
このうち、ゲーム収益にあたる約97億ウォンの多くがVIP層からの売上で、それ以外の一般客のプレイによって生まれた利益は47億ウォンだと発表されました。
なお、第3四半期では、ゲーム収益の80億ウォンのうちVIP層からの売上が43億ウォンとなっていました。
こうした経緯から、第4四半期におけるVIP層のローリングチップは、第三四半期の1339億ウォンから、2535億ウォンにまで増加。そのため、一般客がテーブルでチップと交換した額であるマステーブルドロップは274億ウォンで、第3四半期における380億ウォンから減少を見せています。
ロッテツアーは、2021年の初めにロッテホテルチェジュからカジノを移転させ、2021年6月には同施設内に外国人専用カジノをオープンさせています。
カジノは外国人専用ですが、他にも充実した施設がある「済州ドリームタワー」には、新型コロナウイルスの影響で海外旅行ができなくなった韓国内の旅行客も増えています。ホテル内の14のレストランだけでもすでに77万人ほどが訪れたと言われています。
今後、新型コロナウイルスが沈静化して海外からの旅行客を積極的に受け入れるようになれば、さらに売上を伸ばすことになりそうです。
豪華なホテルや温水プールも完備している「済州ドリームタワー」。今後、どこまで利用客を拡大させるのか、注目していきます。
※写真は「済州ドリームタワー」公式HPより引用