ヨーロッパ西部にあり大西洋に面したポルトガルは、食べ物もおいしく美しい街並みが人気の観光スポットになっています。そのポルトガルには、いくつものカジノが実は営業しています。
その中でも特に有名なのが、首都・リスボンにある『カジノ・リスボア』でしょう。
ヨーロッパ諸国、たとえばモナコやイタリアなどのカジノのなかには、貴族の別荘や所有していた施設が引き継がれてカジノになったケースがあります。この『カジノ・リスボア』は、以前にポルトガルが統治していたマカオでカジノで大成功した業者が、ポルトガル政府と交渉してオープンさせたものです。いわば、逆輸入されたカジノというわけです。マカオの有名なカジノと同じ名前なのは、運営母体が同じだからです。
その『カジノ・リスボア』は2フロアで営業しています。1階はスロットマシン1000台ほどが設置されていて喫煙スペースが設けられているそうです。2階は26台以上のテーブルゲームが置かれており、一部は禁煙なので注意しましょう。
特徴としては、ドレスコードが無いに等しいことです。セキュリティ面での帽子やサングラスNGは他のカジノと同じですが、服装についてはほとんどノーチェックといわれています。Tシャツに短めのパンツ、スポーツシューズでも入場できたという話もあります。それだけ、気軽に利用できるカジノのようです。
年齢制限は現地の人は21歳以上ですが、外国人観光客は18歳から入場できます。また、入場は無料ですが会員登録をする必要があります。なので、年齢確認とともにパスポートの提示が不可欠となります。
ディーラーの質は良いと評判です。客層は若い人が比較的多く、わいわい賑わいながらゲームに興じる光景が見られるとのことです。ゲームの種類は、テーブルゲームはブラックジャックや『ブントバンコ』などの定番がメイン。マシンはスロットのほか電子ルーレットなども楽しめます。
ミニマムベットは、スロットで0.01ユーロ、テーブルゲームは5ユーロからとのことですが、ゲームによって異なるのでその場で確認が必要でしょう。営業時間は、平日が15時から深夜3時まで。週末は16時(15時とも)から未明までだそうです。
また、リスボンからクルマで40分ほどの所にある観光地エストリルにも、『カジノ・エストリル』があります。こちらはやや余裕のある客層が集まるカジノとなっているようです。
リスボンには展望スポットで有名なサン・ジョルジュ城やその麓の旧市街、ロシオ広場などの観光名所のほか、数々の史跡や美術館などが数多くあります。カジノが開く時間まで散策するのもいいでしょう。
ポルトガルとは
ポルトガルは、ヨーロッパ南西部に位置する国で、大西洋に面した美しい海岸線が特徴的です。
首都リスボンは、丘の上に広がる古いヨーロッパの街並みや歴史的建築物が特徴で、多くの観光客を魅了しています。
ポルトガルは大航海時代の探検家たちが出発した国として知られ、その遺産はベレンの塔やジェロニモス修道院などに見ることができます。
ポルトガル料理は新鮮な魚介類を使った料理が中心で、特に「バカリャウ」(干しダラ)や「ペースト・デ・ナタ」(カスタードタルト)が有名です。