マカオといえばアジア有数の観光地として知られています。新型コロナが流行する前の2018年には、3500万人以上の観光客がマカオを訪れました。中でもカジノエリアは人気の観光スポットになっていて、「東洋のラスベガス」といわれるほどの盛り上がりを見せていました。
ちなみに、マカオは通称で『中華人民共和国マカオ特別行政区』が正式名称です。
マカオにおけるカジノの起源は、1847年となり現地を統治していたポルトガル政府に認可されたのが始まりとされていま。実に174年もの歴史をもっていることになります。
世界一の収益を記録するマカオのカジノ
以後、長らく地元資本だけでカジノが経営されてきましたが、中国に返還後の2001年、カジノの経営権を外資にも開放するとマカオ政府が正式に決定。2004年からはアメリカの資本によるカジノ施設が次々にオープンし、複合型リゾートとして急速に発展しました。
そして、2006年にはカジノの収益がラスベガスを抜いて世界一になりました。
マカオのカジノ施設があるのは半島部と島部となり、老舗でポルトガル統治下からの伝統ある『リスボア』などは半島部に、ホテル複合型の新しいカジノは島部のコタイ地区に多いようです。スロットマシン6000台、テーブルゲーム700台を有する世界最大級のカジノ『ザ・ヴェネチアン・マカオ』もコタイにあります。
さて、マカオのカジノの概要ですが、諸外国と同様に24時間営業年中無休。
入場制限は21歳からなので、パスポート持参が無難です。
ドレスコードはあまり厳しくないので、いわゆる平服や普段着であれば問題ないでしょう。短パンにTシャツやサンダルといったラフな服装は避けたほうがいいと思われます。
それから、セキュリティの関係でサングラスや帽子はNGとなります。
カジノ内は原則撮影禁止なので、スマホでパシャパシャと撮影すると注意を受ける場合があります。
無料の飲み物を用意しているカジノも多く、専用台から並んでいるものを自由に取ったり、飲み物を持って回っているスタッフから貰えます。
プレイしながら飲むのもOKの施設が多いようです。喫煙もできますがテーブルなどによっては禁煙になっているケースもあります。禁煙エリアで喫煙してしまうと、罰金を取られることもあるので要注意です。
使用できるお金は、マカオの正式通過であるパタカか香港ドル。日本円を現地で簡単に両替できます。
マカオではどんなカジノで遊べる?
ゲームの種類は、他のカジノ施設と同じくスロットマシンやルーレット、ブラックジャックなどの定番のほか、中国発祥の「大小」がふって人気を博しているのも特徴のひとつです。
カジノの雰囲気としては、ディーラーとの駆け引きで緊張感があるというより、大小などのように気楽に楽しめるものが人気という傾向のようです。
マカオはカジノだけでなく、グルメやショッピングなど、数々のレジャーも充実していますし、多くの歴史遺産を見ることもできます。
そして、面積は世田谷区の半分くらいなので、歩いて十分に観光を楽しめることができます。半島と島は橋でつながっているので、タクシーやバスを使えは十分です。
日本からのアクセスもよく、成田空港や関西空港からは直行便が発着しているほか、便数の多い香港経由でいくルートも便利です。直行便で約4~5時間で到着します。
現在は、新型コロナウイルスの影響で観光客も減り、日本からも行くのは難しい状況ですがいつかはマカオで観光をしながらカジノで楽しめる日が来ることを願いたいと思います。
マカオとは
マカオは、中国の南部に位置する特別行政区で、かつてポルトガルの植民地であったため、独特の西洋と東洋が融合した文化と建築が特徴です。カジノとエンターテイメント産業で有名で、「東洋のラスベガス」とも呼ばれ、世界中から観光客が集まります。
マカオの観光名所としては、ユネスコ世界遺産に登録されている「マカオ歴史地区」があり、聖ポール天主堂跡やセナド広場、モンテ砦なども人気です。