フランスのカジノブランド「カジノJOA」が、2022年に19億円の純売上を記録

新型コロナが落ち着きヨーロッパでもカジノ産業が復活へ

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この記事の概要

フランスで展開する「カジノJOA」ブランドのカジノ施設が、好調な売上を記録しました。詳細を紹介します。

フランスで「カジノJOA」ブランドのカジノ施設を展開中の、「ソシエテ・フランセーズ・ド・カジノ(SFC)」が、2023年6月9日に2022年の純売上が1200万ユーロ(約19億円)を超える好業績であることを公表しました。

好業績といわれる2022年でも来場者数は20.46%ほど減少したまま

ソシエテ・フランセーズ・ド・カジノが、同日付で市議会に提出した報告書などで明かとなったものです。それらによると、売上のうちレストランは93万5305ユーロ(約1億5000万円)、バーは71万1429ユーロ(約1億1100万円)となり、それ以外の売り上げがカジノによるギャンブル事業の売上高となるそうです。

「カジノJOA」の各店は、新型コロナウイルスの感染拡大による影響で長らく客足が遠のいたままとなっていました。コロナ禍になる前と比較すると、好業績といわれる2022年でも来場者数は20.46%ほど減少したままだといわれています。

また、それに伴う形でスロットマシンの稼動台数も225台から190台に減少。それでも、“アフターコロナ”になってから、回復傾向にあることは数字が実証しています。

今回の純売上高が1200万ユーロをこえる好業績になったことに対して、欧州全域のカジノ産業が回復傾向にあることを示す好例として、アメリカなど他国のカジノ事業者の間でも高い関心を集めています。

なお、こうした業績の好転に伴う形で、自治体への納入金額も増加。「カジノJOA」ブランドのカジノ施設に関しては、290万371ユーロ(約4億5000万円)を支払い、これとは別に自治体との事前の取り決めに従う形で「市の観光発展への芸術的努力と貢献」という名目で資金の提供も行っていると発表されています。この資金を元に、カジノが置かれている各地域で文化やスポーツの振興・発展に大きく寄与することができているとのことです。

記者の一言メモ

アメリカでは、ラスベガスを中心としてカジノがコロナ禍前よりも盛り上がりを見せています。ヨーロッパも少し送れて好調な数字が出はじめ、世界的にカジノ産業が復活しています。

【参照】LE PAYS「Oh Joa ! Les joueurs sont de retour」

※画像は「カジノJOA」公式HPより