「オリックス」と共に、大阪のカジノを含む統合型リゾートの誘致を目的として「大阪IR株式会社」を設立した「日本MGMリゾーツ」。世界的にIRの運営や設計を手がける「MGMリゾーツ・インターナショナル」が日本法人として2014年9月に設立した会社となります。
大阪近郊にある大学を対象に「ラーニングプログラム」を実施
その「日本MGMリゾーツ」が、2023年2月7日~10日の4日間を使い、大阪近郊にある大学を対象に「MGM IR ホスピタリティ・ラーニングプログラム」を実施しました。
対象となった大学は、関西外国語大学・関西学院大学・京都外国語大学・京都大学経営管理大学院・近畿大学・立命館大学ビジネススクール・立命館アジア太平洋大学の学生となります。
このプログラムは4回目の開催となり、45人の学生が参加することになりました。1日目には、「MGMリゾーツ」が大阪で誘致を目指しているカジノを含む統合型リゾートについて紹介。
その後、2日目以降は飲食部門、ホテル部門、カジノ部門、MICE部門の担当者が、現場についているスタッフならではの事例を交えて講義。さらに、「日本MGMリゾーツ」のCEOのエドワード・バウワーズ氏のスピーチや、学生同士でグループワークを行い、大阪IRでどんなレストランをプロデュースするかなどディスカッションしました。
日本でホテルやIR施設の本格的なマネジメント経験や知見を持つ人材不足が課題
このイベントは、日本でホテルやIR施設の本格的なマネジメント経験や知見を持つ人材不足が課題となっている中、育成の推進を行う目的を持っています。
今後、日本でもカジノを含む統合型リゾートの開業を目指す中で、しっかりと人材育成をする必要があり重要な取り組みとして注目されています。
エドワード氏は、「2020年代後半の夢洲でのIR開業に向け、関西の大学や教育機関との関係構築はこうした取り組みの成功に向けて欠かせないものとなっています」とコメントしています。今後も、「日本MGMリゾーツ」は、大学などと密接に連携し関係強化を進めていくとしています。
記者の一言メモ
日本における、カジノを含む統合型リゾートの誘致計画に関わる「日本MGMリゾーツ」。大学生を対象に行う今回のような取り組みは、統合型リゾートに関連する人材育成に大きな意味を持っています。