アメリカ・ネバダ州の賭博管理委員会(NGCB)は、2022年12月で同州のカジノが、前年比14%増となる13億1000万ドル(約1710億円)のゲーミング「収益」を上げたことを発表し、現地のメディアが報じています。これで、州全体の収益としては、22ヶ月連続で10億ドルの大台超えを果たす堅調ぶりを見せたそうです。
「ラスベガス・ストリップ」にあるカジノ施設が好調
今回、ネバダ州賭博管理委員会が発表した報告書では、2022年12月にネバダ州のカジノ全体が獲得した13億1000万ドルのうち、ラスベガスの中心地である「ラスベガス・ストリップ」にある各カジノ施設での売上は8億1420万ドル(約1060億円)となりました。※1
この数字は、前年同月比で25%増という記録的な伸びを示していると報じられています。
また、ラスベガス・ストリップに加え、ダウンタウン地区やノースラスベガス地区、ボルダー・ストリップといった周辺地域が属する同州クラーク郡の売上高も好調な記録をあげました。
これらは、前年同月比で15.8%の増となり、クラーク郡のカジノによる収益は前年度比では、11.8%増となったそうです。
※1:Focus Gaming News「Nevada casinos generate $1.31bn in gaming revenue in December」
スロット収益が好調をキープする
個別のデータでは、スロットの収益が2.2%増、多通貨スロットマシンの収益も堅調だった他、テーブルゲーム・カウンター・カードゲームの収益が前年同月比40.5%増と、大幅な伸びを示したそうです。
なお、ラスベガスをはじめとするネバダ州では、スロットに比べて人気が薄い「スポーツブック」についても好調な数字だったようです。
2022年12月と比較すると、収益は245.9%増の数字となり大幅な伸びを示しました。しかし、賭け金については、前年同月比で13.1%減となりました。