ドイツの中部にある「ヴィースバーデン」は、ヘッセン州の州都で人口約28万人の大都市です。温泉保養地として有名で、かつてはゲーテやドストエフスキー、ワーグナー、ブラームスといった音楽家・文学者が滞在し、温泉を楽しみながらカジノで遊んだ歴史を持っています。
その後、2度の世界大戦によって大打撃を受けましたが、現在でも療養目的の温泉地としてヨーロッパで屈指の人気観光エリアとなります。多くのクリニックなどが集まっていて、健康や美容を求める大勢の人々が訪れています。
「カジノ・ヴィースバーデン」の遊び方やルールは?
そんな「ヴィースバーデン」の中央駅から北に4キロほど進んだ所に、大きなクア・パークがあります。その中にあるクア・ハウスに併設されているのが、カジノ施設「カジノ・ヴィースバーデン」です。
「バーデンバーデン」のカジノと並ぶ歴史ある施設で、ギリシャの神殿を連想させる立派な外見の建物です。内装がとても豪華で、観光客にも人気のカジノとなっています。
ドストエフスキーは、このカジノで全財産を使い果たし、ホテル代も払えなくなり出版社から印税を前借りしたという伝説が残っています。そして、その体験を基に書きあげたのが、小説「賭博者」とのことです。
遊べるゲーム内容は、ルーレットやブラックジャック、テキサスホールデムポーカーやオマハホールデムなどのテーブルゲームと、スロットマシン190台以上が稼働しています。
営業時間は、スロットマシンが月曜日から土曜日まで11時~翌4時、日曜日と祝日は12時からのスタートです。テーブルゲームは日曜日から木曜日が14時30分~翌3時まで、金曜日と土曜日、祝日の前が翌4時までとなります。クリスマスイブなど、年間で数日の休業日がありますのでご注意を。
また、スロットマシンコーナーは入場無料ですが、テーブルゲームコーナーは2.5ユーロ(350円)を支払います。割引価格の週末券や10枚つづりの回数券などもあり、年間パスは90ユーロ(1万2600円)です。
年齢制限は18歳以上で、ドレスコードに関しては豪華な施設ながらスマートカジュアルで十分です。
関連記事
カジノで遊ぶ際に気になる「ドレスコード」のルール
カジノにおけるドレスコードについて、簡単に説明します。
クア・ハウスに併設しているので、レストランやバー、ラウンジも完備しています。ヴィースバーデンは全体の6割が緑地という自然豊かな土地です。温泉と緑で癒やされながら、カジノを楽しむことができます。
※画像は「カジノ・ヴィースバーデン」公式HPより
ドイツ ヴィースバーデンとは
ヴィースバーデンは、ドイツのヘッセン州にある歴史的な温泉都市で、州都としての役割を担っています。ライン川の西岸に位置し、美しい風景と豊かな文化遺産を持つ都市です。
市内にはエレガントな建築が多く、特にクアハウス(Kurhaus)はヴィースバーデンの象徴的な建物で、豪華なカジノやコンサートホールとして利用されています。
また、旧市街には歴史的な建物や教会が点在し、散策に最適です。ヴィースバーデンは、文化的なイベントや芸術活動も盛んで、訪れる人々に多彩な体験を提供する魅力的な都市です。