ウィン・リゾーツ、不動産開発会社と提携でニューヨーク初のベガススタイルのカジノ開設へ

ハドソン・ヤードの西部にラスベガススタイルのフルサービスカジノを開発か?

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この記事の概要

カジノを含むIR開発大手のウィン・リゾーツは、不動産大手のリレイテッド・アンド・オックスフォード・プロパティーズとの提携で、ニューヨークにラスベガススタイルのカジノの建設を目指しています。

カジノを含むIR開発・運営のウィン・リゾーツは、不動産大手のリレイテッド・アンド・オックスフォード・プロパティーズと提携し、ニューヨークのハドソン・ヤードの西部にラスベガススタイルのフルサービスカジノを開発する方向で調整していることが明らかとなりました。

なお、ハドソン・ヤードの再開発事業に携わる不動産開発会社のうち、カジノ事業者との提携を発表したのはリレイテッド・アンド・オックスフォード・プロパティーズが初めてとなるそうです。

合弁事業でカジノ開業・運営ライセンスの取得を目指す

これはリレイテッド・アンド・オックスフォード・プロパティーズがプレスリリースなどで発表したものです。

同社はウィン・リゾーツとの合弁事業でカジノ開業・運営ライセンスの取得を目指す意向だとしています。

両社はかねてよりカジノを含むIRの建設候補地として噂されていたハドソン・ヤードのうち、西側のおよそ半分のエリア、ジェイコブ・ジャビッツ・コンベンション・センターの近くの土地で施設の開発を行う見通しです。

もともとこのハドソン・ヤードエリアは、1970年代に破綻したペン・セントラル鉄道の用地で、同社の破綻後はジェイコブ・ジャビッツ・コンベンション・センター(北半分)と、操車場となっていました。

これまでも不動産開発会社がカジノ事業者と提携を模索

その後、しばしば再開発案が浮上していた結果、2005年1月、ニューヨーク市議会が同エリアのうち約60ブロック部分について区画整理を承認したことを皮切りに再開発が進められています。

そうした流れの中で、今回はウィン・リゾーツとリレイテッド・アンド・オックスフォード・プロパティーズが、カジノ開発に着手したというわけです。

なお、これまでも不動産開発会社がカジノ事業者と提携しようとした動きは業界内で出ており、ラスベガス・サンズやハードロック・インターナショナルなどの名が浮上したこともありましたが、いずれも合意には達していませんでした。

※画像は「ウィン・リゾーツ」公式HPより